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SUNDAY

昨日の夜にコンテナの入港が遅れるとのメールを確認し、何となく「気」が抜けて目を覚ましました。なんだかんだ言ってもどうしようもないので、今日は今日で来てくれるお客様に精一杯伝えよう、と仕事モードに出勤途中頭を切り替え、朝一番から店前のステージ作り・・・。
今出来ることは山ほどあり、入荷が遅れるといってもたかだか一週間程度で・・・。
一週間もうちょっと新たな展示を考える時間が出来たと思えばあんまり余裕という余裕もないな、と。順番的に改装を行って先ず一週間やってみて、再度検討しなおすところは再度いじくって、カタチを整える、と。その過程に結構時間がかけれるな、と。
 そんな事を考えながら外のステージ作りを狂ったように施工していると常連のお客様がご来店。車を降りるやいなや、「これ、いいねぇ」、と・・・出来つつあるステージを眺めながら呟かれ、一瞬「持っていかれる!」と危機を感じましたが作り方や道具をご説明し、お客様宅でも同じものを作成しよう、ということに。それが今日のはじまりでした。
 今日は久々に「オトコ」的な店になりました。店内で話す内容はアメカジ、リーバイス501、オーバーオール、ワークブーツ、ネルシャツ、バイク等の話で盛り上がってました。
 雑誌でいう「POPEYE」全盛時代、スケボーやサーフィン、ワーゲンにジーンズ、そしてワークブーツ等といったいわゆるファッションとしてのアメリカ文化がウェストコーストからどっと押し寄せた頃・・・。その頃にそれらを買い集めたりしていた男性ではなく、そういう文化に憧れ、なかなか手が出せなかった世代の人々・・・。その人々にとってのアメリカ文化というのは決して昨今に見る流行や人気ではなく、当時に夢見たものなのかもしれません。
 当時ファッションとしてのアメリカはそれなりに流通し、浸透したのかもしれませんがその時「家具」はあったのか、と。いわゆるミッドセンチュリーと呼ばれる時代の家具はそれなりに流通し、今も人気は高いのかもしれません。ただ、この店が主に扱うのはアーリーアメリカン。サーフカルチャー云々という時代ではなく中西部を中心に広まった「フロンティア」スピリッツを感じ取れる時代の家具や道具・・・。そこに魅力を感じる人々が様々な地域からお越しになられます。
 今日はそれがおおいに盛り上がった日でした。決して「可愛い」とか「シンプル」「ナチュラル」といった抽象的な感覚や表現ではなく、ハードでタフな世界に魅了される男性や女性が多く来店された日でした。今期展示も今日で終わり。最終日にふさわしい面々が揃った、そんなゴツイ日となりました。
by earlybirdantique | 2006-10-01 21:46 | HELLO!