もっとシンプルであって良いのでは、と。もともと簡単なことを難しい顔をした方々が難しいことのように。感覚に訴えるものであって、講習会やレクチャーを受けて云々というものではない、と。所謂「きまりごと」は後から勝手に誰かが作り上げたものに過ぎないから、大事なのは自分の感覚や経験、そして引き出しをもってしてご依頼いただく方に向けていかに感動して頂けるかで且つそのご依頼いただいた方の感覚やメッセージを外部に向けてきちんと伝えれる環境をつくることで。リノベーションでも民泊でもなんでも良いのですが、理屈にまみれることで自然と「これが正解」というよくわからない基準が生まれ仕舞には表彰までされてしまうものになって。アンティークという業界に於いてもモノが溢れ、その選定基準をはじめ業界のレベル自体が末広がりになる一方、次に向けての具体的な何かが見えているわけでもない。行ったり来たりを繰り返しながら結局同じことの繰り返しな状態でもある、と。物売りである以上、モノを売らないと話にはならないのは当然のことですがその過程や仕組みに特段なにかしら変革があるわけでもなく既成のマーケットにモノを次々に放り込み続けることで当たり前のように似たり寄ったりの市場になり。消費者側のもつ情報やトレンドにしがみついているだけの夢のない世界にしてはいけない、と。モノや店が集まり、そこに人がわんさか集まり...大事なのは「そこから」だと。様々な諸問題はあれどボーダーレスになりフラット化が進む世界の中で所詮海外の真似事は淘汰され 一層のオリジナリティが求められる時代へと。「手柄」を求めるよりも自分や自分たちの現状に満足することなく欲深くブラッシュアップすることで、これから必要とされる「モノ」ではなく必要とされる「ヒト」を追求すべきではないか、と。
by earlybirdantique
| 2017-09-14 13:26
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