2006年 10月 16日
GUYS
そしてGUYS STUFF前夜内覧日。夜9時半位だったでしょうか、またしてもヘビーな出で立ちでお2人が笑顔でご来店。待ってましたとばかりにすぐ話しに向かいました。「ここまで・・・」という反応がまた嬉しく、そして数時間前に出来上がった展示を一緒に眺めながら盛り上がり始めました。時計の針は既に10時半を越え、互いにエンジン全開。「こういう店や道具、家具に理由なんて求めたらイカンですよね」と旦那様。奥様も「はじめて見るモノばかりですけど何故か魅了されてしまう」とのお言葉。旦那様に関して言えば旧車が好きだったりアメリカの泥臭い田舎のイメージがすごく好きなのだけども、いざそれを自分の環境に、と考えても何から手をつければいいのかよくわからなかった、と。やはり車や洋服から入り、そしてアメリカ製の道具にこだわったり、という生活だったようですが初めてご来店頂いた時点で「これやん」と感じて頂いたようで。ご提案させて頂くこちらとしても、必ずゆっくり考えながら徐々に自分達のお好きなスタイルを作っていって欲しいと思っていますのでその旨を伝え、「一気に作り上げても一気に冷めますからね」と。じわじわと出来上がっていくラフでヘビーなスタイルを楽しんで頂きたい、と。
結局この日も盛り上がりすぎて夜中の12時をゆうに越えていました。鉄製の重たい大きな看板やカウボーイのベルト、大きなオイル缶、そしてハンドソー、とハードな物をチョイスされ、帰る時には旦那様の腰にはカウボーイのベルトが既に装着されていて・・・。
そして今日も同じベルトを装着してご来店。一度家で車に乗り込んだものの、ベルトを忘れたのに気付いて慌てて取りに戻られたとか。「これがないと駄目っしょ」と笑顔でおっしゃられ、「いや、一回見ただけでは気が済まんくてですね」と。
本日も数点買い込んで頂きましたが、最後に奥様が「玄関のドアって何か飾れたりできませんかね?」と。一瞬「?」となりましたが「妙に殺風景なのも変だし、かと言ってどう飾れば良いかわからないし・・・」と。「ウェルカムボードやら何やらはありきたりでしょ?だったらドアにボクシンググローブでも引っかけりゃいいじゃないですか」と何ともラフな提案をさせて頂くと、「それは良い。そういうの大好き」とおっしゃられ、革が黄土色になる程やれた古いボクシンググローブをご購入頂きました。おそらくあまりいらっしゃられないとは思うのですが、そんなことはどうでもいい。当店の馴染みのお客様がよくおっしゃられる言葉、「それが何か?」で片付けられてしまう。
ドアにボクシンググローブが引っ掛けられた家、誰がどういう評価をしようと、そして何を言われようと、「それが何か?」なわけです。独自のスタイルを貫く方々にとって、この国のスタンダードは眼中にない。自分達の家、自分達のライフスタイルなのです。他人に見られてどうこうじゃなくて、自分達がどういうライフスタイルを過ごすのか。旦那様と奥様が共通して一緒に楽しんで独自のスタイルを確立していく、そのお手伝いが出来る事をとても光栄に思うのです。
by earlybirdantique
| 2006-10-16 00:29
| HELLO!